6月16日 白駒池~ニュウ
補足:万葉歌を口火とする海藤山旅教室の6月コースは目的地を登山道の荒れる四方原山から北八ツ白駒池へ急遽変更です。
山振(ヤマブキ)の 立ちよそひたる 山清水
酌みに行かれど 道の知らなく (高市皇子)
ヤマブキの黄花が盛りを惜しむように風に揺れる千曲川支流の村里から
一気に標高2000Mを越える北八ツ麦草峠に車走して来ました。
今日は白駒池~ニュウ(稲塚山)~中山~高見石へ連なる夏の北八ヶ岳代表的なトレッキングコースを歩きます。
ニュウまでは湿って滑りやすいデコボコの石と溶岩石を咥えた針葉樹の根塊に苦しみますが、
登頂したニュウの見晴台は、いつみながら四周の大観望でした。
ここで海藤先生によるイングリッシュ風おもてなしが始まります。
スコーンとコーヒーは集う岳女たちに大人気で、
スコーン談義に花が咲きました。
それからはシラビソとコメツガの樹林帯を穏やかに行軍し、
北八ツ彷徨の風情に浸り、
中山の溶岩丘から一気に高見石小屋まで雪氷の残る山道に難渋しながらも
和気藹々と下りました。(記 成田)
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