7月21日 鷲ヶ峰~八島湿原
やまには やまの うれいあり
うみには うみの かなしみや
まして こころの はなぞのに
さきし あざみの はなならば
この地出身の横井 弘が復員後間もなく作詞した「あざみの歌」です。
今日はその歌碑が残る八島湿原公園から歩き始めです。
運良く滑り込んだ公園駐車場はみるみるうちに埋まっていきます。
鷲ヶ峰へ上がるうちには路上駐車の列も出来始めていました。
登山道は涼しく、たくさんのニッコウキスゲ・ウスユキソウが風にゆれています。
鷲ヶ峰からの眺望は、予想はしていましたが息を呑み込むほど素晴らしかったです。
前方の霧ヶ峰から後方の美しが原まで
青いビロードをまとう溶岩台地はどこまでも優雅で
そのスケールは比類なき圧巻です。
時立つほどに天気は快晴に向かい、いよいよ梅雨明けを予感します。
昼食後は湿原巡りです。
シカの食害が大きく報道されたために国立公園の湿原は手厚く保護され、
太い針金の長城にシカも夷狄に身を落としています。
本格的な観光シーズン幕開けの日曜日に重なり
湿原の木道の往来に気遣いを余儀なくされましたが
それにも増してたくさんの夏花を見ることができ、
今日参加の岳女方のこころの花園を満たすことが出来たでしょう。(記 成田)
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