3月30日 信玄棒道を歩く
道々の観音さまに心いやされ
信玄の野望に思いを馳せる
いざゆかん
胸躍る、棒道散策へ
地元の観光誌の一節に誘われ、今日は北杜市大泉~小荒間~小淵沢まで信玄棒道を十数人の方々と歩きました。
ガイドは男ばかりで3名、9名の女性人は普段は2000米を超える山峰を踏破できる実力派の方々でありながら本日は古道歩きに来られたことに、内心感謝でした。
そのため私たちも、この界隈で知らぬ人はいないだろうと目される、K氏を特別講師にお呼びしています。
このところ急激な暖かさのために集落の手入れの行き届いたお屋敷にはコブシやらマンサクが咲き始め、温かい石垣沿いにはスミレ、タンポポも見えます。おそらく週末にはサクラの開花でしょう。
「みなさんニシコリという名を知っていますね。ただそのニシコリではなく雑木の中にもニシコリという名の木があるのです。サワフタギともいわれ、この棒道沿いのカラマツ林の中にたくさんあります。秋には藍色、ルリ色の小粒の実をなすことが人気で植木として取引されています。そのため盗掘される雑木林もあるようです。自然を大事にしたいですね。」K先生の自然解説に一同皆合点の顔つきでした。
この街道は棒道の中でも上の棒道といわれるもので、名のとおり信玄時代にはまっすぐな軍用道路として使われ、謙信や配下の武将たちとの戦には欠かせないものだったでしょう。
とりわけ小荒間の口留番所を過ぎて現在の八ヶ岳牧場に隣接する雑木林に入ると、その道筋はまさに棒道で富士見高原リゾートまでまっすぐに進みます。
今日の私たちは八ヶ岳公園線で左折し、道の駅まで草原を下りました。(記 成田)
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