4月23日 都留アルプスを歩く
都留アルプスという聞こえのよい名称でよばれ、
最近は東京からもハイキング客を集めるほど人気のあると聞く、
都留市谷村の東側に細長く続く連山を歩きました。
朝9時に入山してから終点に着くまで約6時間の行程は
どうせ700米に満たないと読んでいた私には十分手ごたえありました。
山梨に長く暮らしていて、この季節に山へ向かうといつも思うことがあります。
中央道上り線を走ると、盆地はモモ、ナシ、アンズの花盛りに沸いています。
その余韻を引きずりながら目的の山道に分け入ると、
落葉林は木々の新葉で溢れ、新鮮な緑で心は染まります。
余程注意しないと淡い色の木花を見落としてしまいそう。
サッと流れ込む空気に花の香りを嗅ぐ。
春山はクレイジーなタマシイを内蔵しているとも思う。
気を取り直して本日参加する6名の岳女たちとの行軍の最後尾を歩いていると、
誰かれとなく「カワイイー」とまるで幼児のような嬌声が上がります。
チゴユリ、ツボスミレ、ジュウニヒトエ、イカリソウなど
群生することなくポツリと一草一輪が足元に現れることに
誰もが感動しているのだと思いました。(成田)
コメント