
台風の影響がまだだ残る9月9日の朝は素晴らしい青空。
初秋の入笠山はまだまだ花で彩られてました。今回一番目立っていたのは湿原ではエゾリンドウ。

入笠山を周回するこのコースは湿原の花を堪能したあと牧歌的風景広がるゆるやかな下り道。この日は牛たちがたくさん放牧されているのを見ることができました。
山道での見どころはやはり一面のマルバダケブキ。花も葉も大きくて見どころ満点、晴れていたので沢山の蝶が蜜を吸いに訪れていました。

風情ある山道をゆるゆる登れば御所平峠。そこからさらに尾根道をたどって高座岩。
急な下り道の途中で登山道を補修していたのは牧場の管理人さんに期せずして色んな話を聞くことができました。

テイ沢は昨年の台風の影響で以前より倒木が増えていたのですが、それでもこの山域の中では別世界の佇まい。

ゆっくりと苔むす渓流沿いの道をたどって水音がしなくなるとそこは日本最南端の高層湿原でもある「大阿原湿原」ことヒルデエラ湿原。

しっかりモウセンゴケも観察したあとは、最近整備された巻道コースをたどることで昨年の山行とは違い、退屈な舗装道路区間を殆ど通らずに入笠湿原まで戻ることができました。
リフトを下車したら途端に大粒の雨。山行中は好天に恵まれてがっつり歩いて本当の入笠山の魅力を堪能した山行でした。
記:野村
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