
靄に覆われ全般的に眺望には恵まれませんでしたが、そのおかげで多くの種類の野鳥の囀りに後押しされながら気持ちの良い山行となりました。
観音平から八ヶ岳横断歩道に入る頃は薄曇り、天候回復を祈りながらのスタート。

ヘリポート跡からは正面に富士山が見えるはずでしたが…
心の眼でおもいおもいに眺めながらの小休止。

編笠山を望める稜線に出る頃にはますます靄がかかってきました。
先行者からは主稜線は雲中との情報でしたが、我々が三ツ頭に到着すると徐々に靄が切れ権現岳が薄っすらと姿を現してきてくれました。
ソーシャルディスタンスを取りながらランチをしているとさらに赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳、編笠山、西岳、そして北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳まで見渡す事ができました。
しかしながらランチを終え、身支度を始めるとあっという間に周辺は靄に覆われ、なんとも不思議な気持ちになりました。
中腹ではキバナノコマノツメの群生が目立ちました。
トウゴクミツバツツジのピンクが清々しく咲き誇っていました。
ハウチワカエデカエデの花が葉陰からそっと顔を出してくれていました。
可憐なマメザクラの花に心癒されました。
見落としてしまいそうな程ひっそりとヒメイチゲ(笑)。
バイケイソウの花は夏までお預け?
記:中村
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