寒冷前線が通過した後の晴天と眺望を期待しながら、山梨百名山の一つ雨乞岳に行ってきました。
平久保池登山口からは整備され歩きやすい丸太階段を、落ち葉を観察しながら登っていきます。
登り始めは栗やコアジサイ、少し上がっていくとウチワカエデやカジカエデ、ハリギリなどが目立っていました。
長い丸太階段の登りを上りきったところでは樹間越しに富士山が見えてきました。
整備され傾斜も一定で歩きやすい登山道を進み標高を上げていくとミズナラやダケカンバの植生となってきました。
青空にはダケカンバがとても映えますね。
コース中間地点からの急登を登ると腰高の笹藪となりますが、前日の雨で下半身がズブ濡れになる事が予想されたので、その前にレインウェアを着用。
風が強かったせいか思ったほどは濡れませんでしたが、足下が見えず根っこに躓かないようストックでバランスをとりながら進みました。
陽だまりの笹藪はポカポカでしたが、笹藪を抜けた山頂手前では霜柱が立っていて前夜の冷え込み具合を実感しました。
雨乞岳山頂に到着すると東側は青空なのに西側は黒い雪雲で覆われ、かろうじて富士山、鳳凰三山は見えたものの甲斐駒ヶ岳山頂は望めず(^^;)。
時折強風が吹き付けてきていたので風裏でランチを食べていたところ 、雪が舞ってきたので早々に片付け下山開始。
中間地点の急登を降りると鞍部の陽だまりではまたしてもポカポカ。
お日さまの有難さをしみじみ感じます。
登山口までもう少しというところで休憩、そして山頂方面を振り返るとようやく西の空も白い雲になってきていました。
まるで童話「北風と太陽」を彷彿とさせる一日でした(^^;)。
by中村
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