5月末からやむなく延期しました小楢山山行、ようやく6月21日にリベンジ開催いたしました。
事前の予報では大気不安定ということで雨の中の山行も覚悟していたのですが、終始曇り空。急な部分が殆どない、よく踏まれた雰囲気のある道をすすんでゆくと、ときに薄日がさすと一斉にハルゼミが鳴き出し、静かだった森が急ににぎやかになります。そう、今回の山行は結局私達だけの貸し切りの山となりました。贅沢ですね。
今回のコース上では「的石」が白眉ですが山中には花崗岩がところどころ露出しています。この山は恵林寺を開いた夢窓国師の若い頃の修行の地とされていますが、甲斐山中での花崗岩の織りなす奇景絶景との出会いがのちに彼の作庭センスに大きな影響を与えたのでしょうか。ちょっと興味がわくテーマですね。
終始新緑に彩られた登山道でしたがさらに山頂付近の林床ではササバギンランやギンリョウソウがひっそりと咲き、終わったかもと心配していたレンゲツツジもまだまだ咲き誇っていました。これも贅沢。
遠望はあまり望めなかったものの、雲の合間から下界を少しのぞくことができました。
下山後に乙女高原に寄り道。ツツジを堪能しおわったところで雨が振り始めたので解散としました。ここも貸し切りで贅沢三昧(その後の帰り道は激しい土砂降りになりました)
記:野村
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